9.ある日の午后

作词:矢泽透
作曲:矢泽透

古びた本棚のすみに
落ちていた写真
まだ君が若かった顷の
少しだけ 大人びて
はにかんだ その笑颜が
まぶしく照り映える

忘れていたはずの日々が
木立を通りぬけ
青い夏空にたちのぼる
吹きよせる 热い风
よみがえる あの街并
爱した人々

何もないあの顷 少し疲れていたけど
君の瞳にはいつも仆がいた

黄昏が静かに
部屋の中にすべり降りる
夕日が君を染めあげてゆく
くれのこる 青春の
やせた影 かべに伸びて
背中をみせている

何もないあの顷 少し疲れていたけど
君の瞳にはいつも仆がいた